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DECEMBERS

最終更新: 11月3日

大伴良則さんからの電話の着信を気づかずうっかり寝るときに気づいた。ヤバいなあ、、なんだろう、、と思いきや翌日LINEに謎のリンク先がいくつか入っている。パリのカフェのような軽快な音楽のmp3も入っている。まず、大伴さんは完全原稿自筆なのでLINEとかでやりとりできるというのが嬉しい。大伴さんにはいつもアルバムのライナーノーツを(ペンで)書いていただいているのだがその鋭い視点ながら全てのジャンルを網羅していて縦横無尽に脳内でリンクして楽しんでいる様にいつも驚き、そして出来上がった文章は宝だ。いまだにコピーは私の宝としてCartierより大事に保管している。 で、そのLINEのリンク先が謎でグレースジョーンズが人形持って踊っているのだ。ビビりながら電話すると「書上さん、こんな感じでハートブレーカーを歌ったらいいと思います〜」ひょうひょうと言ってくる。確かにグレースジョーンズは昔からファンで。いまだカッコイイのだが全く意図がわからない。が、面白そうなのでもちろん引き受けた。 が、まず、そのめちゃくちゃ有名な曲らしいGrand Funk Railroadのハートブレーカーすら実は知らない。そしてそのmp3がどうやらそのアレンジバージョンということだ。そうそう私は歌手参加なので歌入れをするというわけだ。原曲聴いてこれは困った。カッコイイのである。。正直やばいぞと、まずはそのHeartbreakerを勉強しはじめ、そのアレンジになっているいただいた(青木庸和さんの素敵なアレンジ)mp3とテンポを合わせ、Grand Funk Railroadに合わせて歌のレッスンを自分で開始した。

まず、Grand Funk Railroadが上手でいい味出しすぎて私が同じ様に英語で歌ったところで面白くない。いつもは自分でアレンジするのでごまかせるのだがそれもできず悶々と練習してるときに大伴さんとこの「DECEMBERS」の共同プロデュースのINOJYOさんから絵文字満載で軽ーい感じのメッセージがきた。まだこんな時期なのでお会いしたことのないのだが、写真で見る限りやたら眼力の強い圧倒されそうな井ノ上和宏、K INOJYOさん。凄いプロデュース力だ。凄いひとというのはおよそやりとりの最中、会話でもなんでもなのだが突然アイディアが湧く。あれは不思議だ。で、やりとり中、急に全体像が見えそれからぶっ通しで歌入れをして夜にはおよそできた。いやぁほんとありがたい。そして終わってから気づく大伴さんのグレースジョーンズの意味。。あーなるほどねえ、、と納得して全てお見通しだった大伴さんの凄さにもビビりつつ無事歌入れが終わったのであった、。 さて。今回のことでひとつ気がかりなことがあった。

それは以前、ビートルズの有名曲をアレンジを頼まれいつも通り好きな様にコードまで変えてやったのだが、かなり悲しまれた。「僕にはこれは受け入れられません」と。唇を噛み締めるように言われたとき、その人にとって神存在であるひとたちの重さをひしひしと感じたのである。とはいえ、全く変えないのでは原曲コピーでいいんじゃん、そしてそれはビートルズが演奏するのが一番良い、と。そしてもはやそれは叶わない願いになった時代です。余談だが、よく演奏者が言う「作曲者のそのときの思いをよく感じて演奏しなさい」的発想は私の作曲者側からするとまったくもって無く「この曲からなにか面白いものを感じてやっちゃってください」なのだ。以前エキセントリックオペラをやっていたときもアレンジが終わって歌入れをしてもらうときのあの感動は忘れられない。演奏者が生きたものにしてくれるのだ。自分の思った通りではない何かに。と、ずっと思っているので神的ビートルズや神的Grand Funk Railroadでもそれでいいのでは?と思うものの。きっとその世代の信者からしてみればあり得ない冒瀆になるのではという心配であった。 が、、よーく理解しているはずのINOJYOさんが「わー面白い、凄いー」と言ってくれ大伴さんも「化学反応出て嬉しい〜」と言ってくれる。 私はその時、心底「わー凄いひとたちだなあー」と思った。そして現在進行形で進んでいる音楽家の姿を感じた。きっとどこかに「唇噛み締め許せない」ひとたちがいるはずの中ザックザックと進んでいくカッコ良さである。知っていればこそ勇気のあることだったのでは、と思う。 音楽は博物館に陳列するものではないので、クラシックでもロックでも最大限のと愛と技術をもって感じるままに演奏していくしかないと思う。ファッションと同じなのかな。 というわけで、、素敵でキレるひとたちと共に大変やりがいのあった歌入れであった、ぞ、と。 本編CDはDECEMBERS」のwebより ちょっと変えてみたオマケのclassicalREMIXはこちら https://www.nahoko-kakiage.com/soundで聴けます。(本編とかなり違います)

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ピアノが鳴る

私が小さい頃まだ実家は防音のない部屋にディアパソンの白いグランドピアノがあった。このピアノが鳴るのである。勝手に一人で。隣の部屋が茶の間だったので家族で夕ご飯を食べている時「ポーン、ポーン、ポーン」およそ2、3回叩く音がする。あれ?というのは家族全員が聞いている。ピアノの高いドの音だねえ、と。まあ何かの現象かなと気にせずいたわけだが、問題はそのピアノを買い替え、防音部屋にしてさらに大きなベーゼンド

40~72時間後

朝目覚ましが鳴ってうるさいので止めようとした時ポロっと電池が顔の上に落ちてしまい、ちょうど半開きの口に単四電池がスルっと入ってしまった。 ひやっと冷たい電池が喉につっかかっているのも気持ち悪いので若干悩んだものの完全に飲んでしまった。飲みつつ「毒なんだっけ?起きたら検索してみるか・・」と気になりつつも爆睡。 起きて真っ先に「電池誤飲」と検索。液漏れ等なければほぼ40~72時間後に排出されるとのこと

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